鈑金塗装が会心の出来だったときは、本当に嬉しい

PROFILE

江幡欣洋

江幡欣洋

鈑金塗装スタッフ

前職も鈑金塗装の仕事をしていたが、待遇や福利厚生面を考えて、2018年10月にカマド自動車に転職。即戦力の鈑金塗装スタッフとして活躍し、日々さまざまな車種の鈑金塗装を行いながら、腕を磨いている。

新しい鈑金塗装設備を積極的に導入しているカマド自動車

前職は、規模の小さな鈑金塗装の会社で働いていました。鈑金塗装の職人は実質的に自分だけだったので休みを取りづらく、病気の親を病院に連れて行かなければならない事情もあって、知り合いにカマド自動車を紹介してもらい転職しました。
鈑金塗装で最も多い仕事は、事故を起こした車の修理です。ドアが凹んだ場合は基本的に交換になりますが、ボディのフレームを交換するのは難しいので、フレーム修正機を使ってぶつかった方向と逆の方向に力を加えて直していきます。そして見栄えを良くするためにパテを塗り、最後に塗装をして完了となります。
業務内容は前職と同じなのですが、カマド自動車は新しい設備を積極的に導入しているので、最初は最新設備の使い方に戸惑いました。でも慣れてくると、スピーディに仕事ができて仕上がりも良く、やはり道具は大事だなと思います。
カマド自動車に転職したことで、休日も増えたので、体はだいぶ楽になりました。有給も気を使わずに取れるので、親を病院に連れていくときも気兼ねなく休むことができます。

きれいに修理できたときに、やりがいを感じる

ベテランの先輩にいろいろ教えてもらえるのも、カマド自動車で働く大きなメリットです。以前は聞く人がいなかったので、わからないことがあると本を読んで調べたりしていたのですが、やはり鈑金の仕事は現場で教えてもらえないとコツをつかみづらいですね。だから腕の立つ先輩からいろいろ教えてもらえるのは、とても助かります。
鈑金塗装の仕事でやりがいを感じるのは、やはり自分の手できれいに修理できたときです。自分でも会心の出来だなと思えたときは、すごく達成感があり、一人でガッツポーズをしていますよ(笑)。ベテランの先輩に「いい出来だね」と言われたりすると、本当に嬉しいです。

キャリアを積めば積むほど、腕に磨きがかかる仕事

鈑金塗装の仕事は、キャリアを積めば積むほど腕に磨きがかかる仕事なんですよ。私はこの仕事に就いて8年目ですが、まだ自分の中ではぜんぜん足りない点が多々あります。ベテランの先輩を見ると、私なら2~3時間かかるフレーム修正を、半分ぐらいの時間で終えてしまいます。
直近で引退した鈑金の先輩は70代でしたが、それまで会社の大きな戦力として活躍していました。さすがに塗装は年齢を重ねると色の識別が難しくなるのですが、鈑金に関しては元気であれば何歳になってもできます。よく「鈑金は力が必要な仕事」と思っている人がいるのですが、そんなことはありません。自分の力はあまり必要ないので、長く働きたい人にとっては、すごくいい仕事なのではないでしょうか。

若い人が鈑金塗装の仕事を覚えたら、皆から大切にされる

いま鈑金塗装の仕事は若い世代が少ないのですが、逆に言うと若い人が鈑金の仕事を覚えたら、スキルが必要な仕事なので皆から大切にされると思います。外車のレストアに憧れている人もいますが、カマド自動車でもそういう仕事がまったくないわけではありません。私もやったことがありますが、時間はかかりましたけど、すごく楽しかったです。普段の鈑金の仕事で腕を磨いておくと、いざレストアをやるとなったときに、本領を発揮できますよ。